2024年に日本で短期免許を取得した経験もある英国ダービージョッキー、リチャード・キングスコート騎手が香港へ移籍すると英国メディアDaily Mirror(デイリー・ミラー)が報じました(参考記事:Derby-winning jockey becomes latest British-based rider to move to Hong Kong)。
騎乗ライセンス取得期間
香港ジョッキークラブが発行したライセンス期間は2025年7月17日〜2026年2月17日までですが、延長させる可能性もあるとのこと(2025/26シーズンは9月7日からスタート)。
R.キングスコート騎手はこれまでに世界各地で1600勝以上を挙げ、その中には5つのG1勝利も含まれるベテラン騎手です(今年39歳)。
騎乗経験のある国
- イギリス
- アイルランド
- トルコ
- バーレーン
- フランス
- 日本
- 香港
- UAE
特に2022年にはサー・マイケル・スタウト調教師の管理馬デザートクラウンで「英ダービー」を制し、一躍注目を浴びました。
先週のロイヤルアスコット開催でも、タイムフォーサンダルズに騎乗してコモンウェルスカップ(G1・芝 直線1,200m)を勝利しています。
きっかけは今年の2月
今回の香港移籍のきっかけとなったのは今年初めの短期滞在。
香港で多くの騎手が負傷する事故が相次ぎ、緊急要員として招待されたR.キングスコート騎手は、10開催で4勝を挙げました。
特に最終日のシャティン競馬場では騎乗した3レースすべてで勝利を挙げるという素晴らしい結果を残し、香港での騎乗に自信を深めました。
R.キングスコート騎手のコメント
「英国で多くの成功を収めましたが、新しいチャレンジに挑戦することにワクワクしています。挑戦しなければ分からないこともありますからね」と前向きなコメントを残しています。
近年、欧州から香港へ移籍した騎手
- アンドレア・アッゼニ
- ハリー・ベントレー
R.キングスコート騎手は香港の激戦区に加わり、同じく英国出身の彼らと腕を競うことになります。新たな競い合いも含め、キングスコート騎手の香港での活躍に注目が集まります。
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