日本時間6月30日(日)アイルランドのカラ競馬場で開催された「アイリッシュダービー」は英ダービー馬ランボーンが出走するなど、世界的に注目度の高い一日となりました。
場内ブックメーカーの取引は「好調」との声が多く聞かれ、三日間の総売上は昨年比で7%増加。
とくに土曜日は質の高いグループレースが揃い、売上は昨年から45%も伸びる盛り上がりを見せました。
一方で、ダービー当日は9%減とやや苦戦。
来場者は11,200人とギニー開催時よりは回復しましたが、ハンデ戦が多い番組編成に対する課題も浮上しています。業界関係者からは「グループレースを増やすべき」「地元ファンが主役となる構成に」との意見が聞かれました。
ダービーはエプソム覇者ランボーンが圧倒的人気に応えて勝利。
馬券的には本命サイドの決着で、ブックメーカーにとっては厳しい一日になったようです。とはいえ、最後のハンデ戦で盛り返すなど、現場は大きな盛り上がりを見せました。
「カラ競馬場の未来のためにも、かつての栄光を取り戻してほしい」というのが関係者共通の願い。今後のレース編成やファン層の拡大に注目です。
コメント