この記事では2020年に誕生したディープインパクト産駒12頭(日本6頭・海外6頭)の近況についてまとめました。
日本調教馬
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(牝)エレガントギフト
未勝利引退
通算成績12戦(0-1-2-9)で2025年1月22日に登録抹消されました。
引退後は情報が出てこないので分かりませんが、牝馬なので繁殖馬になるものと思われます。
(牡)オープンファイア
現役
2023年の「きさらぎ賞」で2着に入りクラシック戦線での活躍が期待されるも屈腱炎を発症し、1年近くの休養を強いられることに。
翌年の「御堂筋ステークス」で復帰を果たし4着に入るなど能力の高さを見せましたが、その後は着順を落とし続け前走は15頭中14着に敗れています。
(牡)スイープアワーズ
現役
父ディープインパクトの最終世代ということだけではなく、母スイープトウショウの最後の仔でもある本馬は2025年6月現在も現役を続けています。
3勝クラスの「難波ステークス」で3着に入るなど現級を勝てる力は見せており、展開さえはまればオープン入りできる可能性も。
(牝)チャンスドゥアスク
引退 繁殖馬
デビュー戦は3歳の春で結果は12着、1ヶ月後の2戦目は最下位という結果に終わり、地方に転厩することなく引退。
引退後は北海道の追分ファームで繁殖馬となり初年度はNadalと交配しました(参考記事:チャンスドゥアスク(JPN))。
(牝)メズマライジング
死亡
デビュー2戦目で競走中止。
その後「競馬ブック」で亡くなっていることが判明しました。
(牝)ライトクオンタム
引退 繁殖馬
2024年の「福島記念」で競走中止。
レース数日後の検査の結果、復帰にかなりの時間を要することが判明したため引退(参考記事:武豊でシンザン記念Vのライトクオンタムが脚部不安により引退→繁殖入りへ ディープインパクトのラストクロップ)。
引退後は北海道の社台ファームで繁殖馬となることがメディアで発表されました。
海外調教馬
- Auguste Rodin
- Azmaniya
- Bold As Love
- Drumroll
- Sahara Mist
- Victorium
(牡)Auguste Rodin

引退 種牡馬
ラストランは2024年の「ジャパンカップ」。その後はアイルランドのクールモアスタッドで種牡馬入りをしています。
種付料は3万ユーロ(約480万円)に設定されており、初年度産駒は2028年にデビューします。
(牝)Azmaniya
未出走引退 繁殖馬
2023年9月12日(火)アイルランドのゴールウェイ競馬場・芝2,400m戦にC.ヘイズ騎手でデビューする予定でしたがレース当日に出走回避。
その後は一切情報が入ってきませんでしたが、残念ながら怪我によりデビューすることはできず引退することが分かりました。
引退後はアガカーンスタッドで繁殖馬入りし、初年度はJustifyと交配しています。
(牝)Bold As Love
引退 繁殖馬
通算成績3戦(0-1-0-2)で2023年に引退。
引退後は同年のゴフス社ノベンバー・ブリーディングストック・セールに上場され、リポール氏によって7万ユーロ(約1,120万円)で落札されました(参考記事:Bold As Love (IRE) by Deep Impact (JPN) x Malicieuse (IRE))。
近況を確認したところ現在アメリカにいるとのことですが、交配した相手などは不明。
(牡)Drumroll
現役
2023年アイルランドのG3を勝利(1着馬降着で繰り上がり)するも、同年の8月にデンマークのFlemming Velin厩舎に移籍。
移籍後すぐにデンマークのリステッドレースに出走し4着(5頭立て)と大敗敗したものの、続く2戦目で2着(4頭立て)に入る活躍を見せています。
その後は怪我により休養していましたが今年の1月には厩舎に戻ってきていて、復帰に向けてのトレーニングを再会させているとのことでした。
(牝)Sahara Mist
引退
2023年フランスのサンクルー競馬場で行われたハンデ戦で11着に敗れたのを最後にレースに出走していません。
ゴドルフィンの公式サイトから馬名が消えているのですでに引退しているのは確実ですが、繁殖馬になったのか、あるいは亡くなってしまったのかは分かりませんでした。
(牝)Victorium
未出走引退 繁殖馬
2024年にレゾリュートレーシングの代表を務めるジョン・スチュワート氏が購入し、2025年はJustifyと交配させる予定であることをXで投稿しています。
(ジョン・スチュワート氏
ゴリアットのオーナーです)。
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