フランス発祥でマルタに本社を置く国際オンライン競馬ベッティング企業「ZEturf」は、2025年10月31日をもってオランダ国内の実店舗での馬券販売を終了すると発表しました。
理由として挙げられるのはオランダ国内における運営コストの増加と、税制改革に伴う賭博税率の急激な上昇です。
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賭博税制度の変更が影響
2021年10月からオランダで施行されたギャンブル法の改正によって、それまで顧客側が一定額以上の配当金を受け取った際に課されていた賭博税が、運営会社側の売上総利益(ベッティング総額から払い戻しを差し引いた金額)に対して課税されるようになりました。
税率も2025年は34.2%、2026年には37.8%に引き上げられる予定で、店舗で運営することが非常に厳しい状況になっています。
ZEturfによるこれまでの対応
「ZEturf」は店舗運営を継続するため、オランダ競馬界への資金提供を削減したり、店舗オーナーへの手数料を引き下げたりとコスト削減に努めてきましたが、増加する税負担の影響は非常に大きくやむを得ず今回の決定に至ったと事の経緯を発表しました。
今後の販売方法
実店舗販売は終了しますが、ZEturfは引き続き以下の方法でサービスを提供します。
- オンライン:公式ウェブサイト
- オランダ国内の競馬場および短距離競馬イベント
パートナーや顧客への感謝の意
ZEturfの代表ポール・クロンプ氏は「長年にわたりオランダ国内の店舗で馬券を販売し支えてくれた全てのパートナーや販売店の方々に心から感謝しています」と述べています。
まとめ
- 実店舗での馬券販売は2025年10月31日で終了
- 主な理由は運営コストの増加と賭博税率の引き上げ
- オンラインおよび競馬場での販売は継続
- パートナーや顧客への感謝の意を公式に表明
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