2025年7月27日(日)、インドネシア・スルタンアグン競馬場で三冠レースの最終戦「インドネシアダービー」が開催されます。
これまでPordasi(インドネシア馬術競技会)公認の三冠馬は、わずかに2頭のみ。
2002年のManik Trisula、2014年のDjohar Manikという名馬たちです。それから実に11年、三冠の称号を得た馬は現れていません。
しかし今年その伝説に名を刻もうとしているのがキング・ハリム厩舎の二冠馬キングアルゼンチンです。
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インドネシア三冠競走とは?
インドネシアの三冠レースは、以下の3戦で構成されています。
開催月 | レース | 距離 |
---|---|---|
4月 | シリーズⅠ | 1,200m |
5月 | シリーズⅡ | 1,600m |
7月 | インドネシアダービー | 2,000m |
欧米の三冠競走と比べると総じて距離は短め。
これは現地馬の体力的な特性や、無理のないレース運営を考慮した独自のスタイルで構成されています。
三冠にあと一歩届かなかった馬たち
三冠達成は至難の業。挑戦者の多くが、いずれかのレースで涙をのんでいます。
最終戦(ダービー)で敗れた馬
- King Master(2006)
- King Runny Star(2015)
- Nara Asmara(2016)
- Queen Thalasta(2019)
初戦だけ勝てなかった馬
- Pesona Nagari(2008)
- Bintang Maja(2023)
2戦目だけ敗れた馬
- Lady Aria(2018)
そして2025年、三冠馬誕生なるか?
世界中の競馬でも三冠は特別な称号ですが、それはインドネシアでも同様。
キングアルゼンチンが勝てば史上3頭目、11年ぶりの快挙。2025年インドネシア競馬では歴史的瞬間が訪れるかもしれません。
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