2024年11月、イタリア・シチリア島のパレルモ近郊アルトフォンテで、地元の建設業を営む実業家が所有する重機の座席に切断された馬の頭部が置かれるという事件が発生しました。
さらに現場からは妊娠中の牛とその子牛の死骸も発見されたとのこと。
この事件は1972年公開の名作映画『ゴッドファーザー』で、映画プロデューサーがベッドで愛馬の首を見つける衝撃的なシーンを彷彿とさせる残虐な行為。
地元警察はマフィアによる脅迫の一環として捜査中であり、実業家が保護料の支払い拒否などを理由に狙われた可能性が高いとしています。
アルトフォンテ市長のアンジェラ・デ・ルカ氏は、「まるで中世に戻ったかのような野蛮で容認できない行為だ」と強く非難しました。
シチリアでは近年、類似したマフィアによる脅迫が頻発しており、ヤギの首や豚の頭部など動物の切断された部位が被害者に送り付けられる事件が相次いでいます。
今回の事件を受けてマフィアの活動に対する地域の不安や懸念が再び高まっており、地元当局はさらなる被害を防ぐための取り締まりを強化し、市民に対して注意喚起を行っています。
参考記事
Severed horse head found at Sicilian property, in echo of Godfather scene
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