ジョン・ゴスデン調教師は「英インターナショナルS」に出走させる予定のオンブズマンに対し、理想的なレース展開を演出すべく、フランスからペースメーカーを手配したと発表しました。
今回その大役を担うのはアンドレ・ファーブル厩舎に所属するビアーキャッスル。リステッド競走で2勝を挙げている実力馬。
なお、同馬の出走には85,000ポンド(約1,658万円)という高額な追加登録料を支払う必要があります。
オンブズマンは2走前の「プリンスオブウェールズステークス」を圧勝。この勝利はライバル陣営のロサンゼルスおよび同厩舎のペースメーカー役、コンティニュアスが作り出した流れの恩恵を受けたことによるものでした。
今回の判断についてJ.ゴスデン調教師は「エクリプスSでは展開が紛れてしまい、力を出し切れなかった。その状況の再現は避けたい」と説明した上で、「ゴドルフィンが適任の馬を提供してくれたので、オンブズマンがしっかりとしたペースを得られることを期待している」と語りました。
さらに「これはあくまで一度限りの作戦で、ビアーキャッスルはレース後にファーブル厩舎へ戻す予定」と明言。ペースメーカー導入によって、オンブズマンのパフォーマンスが再び最大化されるのか注目が集まります。
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