ドーヴィル競馬場で行われたギヨームドルナノ賞(G2・芝2,000m)は、アロヒアリイが抜群のスピードと余裕のある手応えで圧勝。日本調教馬としては異例のローテーションを選び、満を持して「凱旋門賞」へと挑みます。
今年は重馬場の5頭立ての少頭数となった中、アロヒアリイは道中にハナを奪うと直線で一気に引き離し、3 1/2馬身差をつけて快勝。
2着のラシャバー、3着のクアリフィカー(仏ダービー2着馬)に決定的な差をつけたことにより、英国ブックメーカー「bet365」では前売りオッズ26倍と有力馬のうちの1頭という評価を与えました(レース前のオッズは151倍)。
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陣営のコメント
手綱を取ったC.ルメール騎手は「スローペースの競馬が合っていた。最後の伸びには自分も驚いた」とコメント。
田中博康調教師は「最初はパリ大賞を目標に考えていたが、調整が間に合わなったのでここを選んだ。このレースが凱旋門賞へのステップとして理想的だった」と語りました。さらに「2400mはむしろ合う」と距離適性に自信をのぞかせ、シャンティイで入念に仕上げる意向を示しました。
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