昨年のチャンピオンステークスを制したアンマートはアスコットの大一番を前に、現役生活にピリオドを打つ可能性が非常に高いことが発表されました。
オーウェン・バローズ厩舎の7歳牡馬は今シーズンまだ勝ち星こそありませんが、G1で3度の2着と高いパフォーマンスを見せ続けてきました。
アスコットの大舞台でようやく馬場が味方することが期待されていましたが、検査の結果、管骨に小さな亀裂が見つかり関係者は無理をさせず引退を選択する方針を示しました。
シャドウェルのレーシングマネージャー、アンガス・ゴールド氏は「彼は数々の故障を乗り越えてきた。ここ2年は本当に私たちを救ってくれたスターだった」と語っています。
かつて1年以上の長期休養を強いられながら復活し、7歳になっても走る意欲を失わなかった姿は極めて珍しく、陣営も深い愛着を抱いています。
アスコットで花道を飾ることは叶いませんでしたが、アンマートはこれまでの実績と闘志でファンと関係者の心に強い印象を残しました。今後は無事に余生を送り生涯にわたって大切に守られていくことになります。
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