2025年8月27日、タイ・バンコクで衝撃的な摘発が行われました。当局が突入したのは市内で密かに運営されていた巨大な違法ギャンブルの拠点。
そこでは毎月5億バーツ(約100億円) が動いていたとされ、200人以上が逮捕されました。
この摘発は 「ライオンを飼いならす(Taming the Lion)」 と名付けられた大規模作戦の一環で、住民から寄せられた多数の苦情を受けて調査が開始されたとのことです。
20時間稼働、VIP専用ルームも完備
施設は午前10時から翌朝6時まで、ほぼ休みなく稼働。内部には5つのギャンブルルームがあり、中央ホールに加え、ハイローラー(高額プレイヤー)向けのVIPルームまで用意されていました。
わずか数時間の営業で各部屋が300万〜400万バーツ(約6億〜8億円) を生み出すほどの高収益。現場からは 17冊の銀行通帳も押収され、裏社会の資金の流れが記録されていました。
何度、摘発されても蘇る「闇ネットワーク」
プムタム・ウェーチャヤーチャイ代行首相は、この施設が過去にも複数回摘発されている犯罪ネットワークの一部であったと説明。
それでも再び営業を続けており、根深い闇を浮き彫りにしました。
彼は「違法賭博は社会不安を助長し家庭を壊す」と強調し、今回の摘発を社会秩序維持の重要な一歩と位置づけました。
広がる議論 ― カジノ合法化の是非
タイでは、国家宝くじと競馬を除きギャンブルは基本的に禁止されています。しかし、違法カジノは摘発されてもすぐに再開してしまうのが実情です。
こうした状況を受け「いっそ合法化して税収に回すべきだ」 という意見も存在します。一方で反対派は、依存症や治安悪化といった社会的コストを懸念しています。
まとめ
この摘発は違法賭博が単なる裏稼業ではなく、社会不安や家族崩壊と直結する構造的な問題であることを浮き彫りにしました。
今後タイ社会は「徹底した取締り」か「合法化による管理」かという岐路に立たされています。国家としてどの道を選ぶのか、その判断が試されています。
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