フランス競馬、7月から賞金削減へ — 賭け金減少の影響受け NEW!

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フランス競馬を統括する「フランスギャロ」は2025年7月1日以降に施行される新しい賞金体系を発表しました。

  • 平均削減率: 全体で ‑3.6 %
  • 重賞・リステッド・条件戦: 最大 ‑8.5 %
  • 下位クラス: おおむね ‑4 %
  • G1: 現状維持
    さらに 2026年には追加で ‑6.9 % の削減が予定されています(G1は除く)。
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賞金削減の背景

賞金減額に至った主な要因を以下に整理します。

賭け金の落ち込み

  • 2024年、最大手ブックメーカー PMU の売上が当初予想を 1,800 万ユーロ(約30億円)下回る。
  • 2025年初頭の賭け金も前年同期比 ‑4 %。これにより 3,500 万ユーロ(約58億円)の収入減。

新規事業の不振

PMUが拡大を狙ったスポーツベッティング部門が期待通り伸びず、競馬部門の減収を補えなかった。

外部ショック

2024年末には税制改正案への抗議活動の影響で一部レースが中止となり、一時的ではあるものの売上減少に拍車をかける結果に。

こうした複数の要因が重なった結果、フランスギャロは「賞金額の維持」というこれまでの方針を断念せざるを得ませんでした。

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