利用される豪州インフルエンサー、違法な賭博サイトをうっかり宣伝し規制当局から警告を受ける NEW!

  • URLをコピーしました!

オーストラリアのインフルエンサーたちが、ベリーズというカリブ海に面した国で運営されているギャンブルサイトを「オーストラリアの企業」と誤って宣伝したことが問題となっています。

ライセンスはマダガスカル近くのコモロ諸島・アンジュアン島の当局が発行したもの。

問題となっているのは「Leon Australia」というサイトで、SNS上で「オーストラリアNo.1インタラクティブゲーミング&スポーツブック」と自称していますが、オーストラリア国内には登録されていません

参考記事

Australian influencers warned after several accounts inadvertently promote illegal offshore bookmakers

記事内の目次(タップで移動)

サイトを宣伝したのは?

このサイトを宣伝したのは、「オーストラリアNo.1生物学的男性」を名乗るコメディアンや、Degenerate Angelssと名乗る2人組、その他複数のインフルエンサーたち。

SNSではアカウント開設でボーナスがもらえるキャンペーンや、お金が当たったという体験談動画が拡散されました。

オーストラリアの通信・メディア規制当局(ACMA)は、こうした海外ブックメーカーによる違法な広告を厳しく取り締まっており、「もし違法なオンラインギャンブルサービスの宣伝を続けるなら最大59,400豪ドル(約564万円)の罰金」とインフルエンサーたちに警告を出しています。

この手の事件はイタチごっこになる

今年ACMAは調査の結果Leonのサイトがオーストラリアの「インタラクティブギャンブル法2001」に違反しているとして、国内からのアクセスを遮断する措置も取りました。

しかしLeon側はURLを微妙に変えてサイトを復活させています。

こうしたケースに詳しい専門家は「海外ギャンブル企業にとってインフルエンサーはますます重要な広告手段になっている」と警告。

特に若いフォロワーが多いインフルエンサーは影響力が強く、被害リスクも高まっています。

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

記事内の目次(タップで移動)