記事内の目次(タップで移動)
2019年6月16日:飲酒検査陽性
イギリス・ソールズベリー競馬場にて。
- ロイヤルアスコットの2日前、騎乗前のアルコール検査で陽性反応(許容値を超える)。
- その日の騎乗が禁止され、騎乗予定だった5頭には乗れず(代役騎手が騎乗)。
- 公式な追加制裁は特になし(初犯でアルコール濃度が微量のため、当日の騎乗停止措置のみ)。
2020年7月19日:コカイン陽性反応
フランス・シャンティイ競馬場にて。
- レース後の尿検査でコカイン代謝物が検出される(公表は2020年10月)。
- 検査前夜にコカインを使用した女性との性的な接触を通じて、自身の身体に微量のコカインが入った可能性があると弁明。
- フランスの規制機関が説明を認め、3ヶ月間の騎乗停止処分(2020年12月11日~2021年3月11日)。
- 本人は意図的なコカイン摂取を否定し謝罪。
2020年9月:新型コロナ規定違反
休暇中の虚偽申告。
- 2020年9月にギリシャのミコノス島へ旅行(帰国後の隔離義務を無視)。
- 行先をイタリアのコモ湖だと虚偽報告して規定を回避。
- 隔離期間中に複数の競馬場や調教師施設を訪問、74回騎乗、11勝を挙げる。
- 2021年に違反が発覚し後日制裁対象となる。
2021年2月12日:2度目の新型コロナ規定違反
休暇中の虚偽申告。
- コロナ禍での旅行制限を回避するため、再度渡航先を偽って申告。
- 即時処分なし(後に処分対象として追加)。
2021年5月5日:飲酒検査陽性
イギリス・チェスター競馬場にて。
- レース当日のアルコール検査で基準値を超過(尿中アルコール54mg/100ml)。
- 当日は騎乗を取りやめ(この件は当時は報道されず)。
- 後日の調査で公表され、後の処分対象に含まれる。
2021年:習慣的な過度飲酒と記憶喪失
- 2021年のグッドウッド開催期間中に毎晩、飲酒による記憶喪失を経験したと告白。
- 落ち込んだ時も気分の良い時も飲酒を繰り返し、飲まない期間を設けても再び飲酒量が増えていったと明かす。
- 翌朝も影響を感じさせずに騎乗を続けていたことを認め、精神的なプレッシャーに耐えられなかったことを告白。
- アルコホーリック・アノニマス(AA)に参加し、カウンセリングも受けた。
2021年10月7日:パブでのケンカ騒動
- ニューマーケットのパブで夜間に小競り合いに関与。
- 翌日(10月8日)の競馬場での飲酒検査陽性事件の前夜の出来事として報じられる。
- マーフィー騎手自身もこの出来事への関与を認めている。
- 公的な処分はなし(ただし翌日の飲酒検査違反と関連して広く報道)。
2021年10月8日:飲酒検査陽性
イギリス・ニューマーケット競馬場にて。
- 競馬場での飲酒検査に基準値を超える陽性反応を示す。
- 本人は直後に謝罪を表明し、翌日には騎乗再開。
- 当初は初犯扱いだが、実際には3回目のアルコール違反(チェスターを含む)だったため、後の処分が重くなる。
2021年12月:騎手免許の自主返上と告発
- 複数の不祥事(コロナ違反2件、飲酒問題2件)を理由にBHA(英国競馬統括機関)から告発を受ける。
- 深刻なアルコール問題を認め、騎手免許を返上。
- 本人はリハビリ施設に入り、公に謝罪と反省を示す。
2022年2月22日:14ヶ月の騎乗停止処分および罰金
- BHAの聴聞会で罪を認め、COVID規則違反と不適切行為で11ヶ月の騎乗停止(同時進行)。
- さらに飲酒検査違反(チェスター分10日、ニューマーケット分90日)が追加され、計14ヶ月の騎乗停止処分。
- 罰金31,111ポンド。
- 2023年2月16日まで免許再取得禁止。
2024年8月12日:飲酒検査欠席
イギリス・ケンプトン競馬場にて。
- ケンプトン競馬場で義務付けられた飲酒検査を欠席(騎乗を急遽キャンセル)。
- 本人はSNSで「痔による出血」を理由に説明し翌日復帰。
- BHAは調査したが医療的理由を認め、現時点で処分なし。
2025年4月27日:飲酒運転疑惑と自動車事故
- バークシャー州で車が木に衝突する交通事故を起こす。
- 事故現場で飲酒運転容疑が浮上、警察の呼気検査を拒否。
- 2025年6月、飲酒運転と呼気検査拒否の容疑で正式に起訴。
- 2025年7月3日にレディング治安判事裁判所に出廷予定。
コメント