サラトガ競馬場で働いていたゲートボーイ、動物虐待行為で1年間の業務停止処分

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ニューヨーク州ゲーミング委員会(NYSGC)は、サラトガ競馬場のゲートボーイであるオーランド・キニョーネス氏に対し、「動物虐待」に該当する行為を行ったとして365日間の業務停止処分を科しました。

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事案の概要

2025年7月6日、サラトガ競馬場の朝の調教中、出走歴のない2歳牡馬ミスターミラクルをゲートに誘導する際、O.キニョーネス氏が同馬に対して攻撃的な行動を取り、「鼻筋から鼻先にかけて目に見える傷を複数負わせた」と認定されました。

裁定と処分内容

ニューヨーク州の上席裁決委員ブラウリオ・バエザ氏によりNYSGCへ付託ふたくされ、委員会は次のように結論づけました。

「O.キニョーネス氏は動物虐待に該当する身体的損傷を競走馬に与えた。この行為は不適切で、品位を欠き、競馬の利益を損なうものであり、公衆および馬の健康・安全・福祉に危険を及ぼす」。

この判断に基づき、2025年10月25日から2026年10月24日までの365日間、同氏はゲート業務に従事できないことが決定しました。

NYRAの対応

ニューヨーク競馬協会(NYRA)は独自に調査を実施し「故意の虐待を裏付ける証拠はなかった」と結論づけました。

そのため同協会はキニョーネス氏を10月15日までゲートクルーとして勤務させていましたが、NYSGCによる正式な裁定が下された時点で1年間の業務停止処分が確定しました。

なお、O.キニョーネス氏はこの処分に対し不服申し立てを行う権利があります。

参考記事:Saratoga Assistant Starter Suspended One Year For ‘Abuse Of An Animal’

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