タスマニア州のジェレミー・ロックリフ首相は2009年に締結された資金提供契約が期限を迎える2029年6月30日をもって、タスマニア州におけるグレイハウンド競走への公的資金支援を段階的に廃止すると発表しました。
移行期間中は議会委員会が設けられグレイハウンドと人々の安全・福祉に配慮した措置が検討されるという現実的な対応策も打ち出されています。
今回の決定には議会で過半数を取れていない状況下、独立系議員らの支持を得る狙いも透けています。少数政権が先行政策の舵を握る環境の中、タスマニア州は静かに方向転換を始めたのかもしれません。
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